タミヤではギヤデフが2種類あります。入門向けキットに入っているオイルが入れられないタイプのギヤデフと、中級者から上級者向けキットに入っているオイル封入式のギヤデフになります。オイル封入式のギヤデフはオイルの固さでギヤデフの動きを調整してセッティングできる様になってるんですけども、今回はオイル封入式のギヤデフを作るにあたって重要なポイント3つをまとめました。
ギヤデフにはオイルを封入し漏れなくするためにオイルシール(ガスケット)が入っていますが、そのオイルシールに塗るグリスには、シリコンオイル用と、鉱物オイル用がありますので注意して下さい。一般的なシリコンオイルを使う場合はVGダンパーグリスを使用します。鉱物オイルを使用する場合はVGギヤデフシールグリスを使用します。
ギヤデフに入れるオーリングも2種類あります。ノーマルの黒いオーリングと、オプションで発売されているオレンジのオーリングです。それぞれの特徴は黒いオーリングはシリコンオイルで膨張しない代わりに、少し抵抗があります。
オーリングにグリスを塗っていきますが、オーリングに塗るのではなくて、ギヤデフのケースに塗っていきます。これは、ギヤデフのオイルが漏れないように行います。
リングギヤにベアリングとカップを入れたら、オーリングを、はめていきます。レンチなどでしっかり押してオーリングに沿って円を描くように慣らします。
説明書指定の大きなスペーサーを入れ、小さなスペーサーを入れてピンセットでカップにピンを挿入します。
ピンに合わせてサイドギヤをはめます。この時サイドギヤの裏側にオイルを数滴塗ってから、はめて下さい。これをしておくとギヤハウジング側と合わせるときにサイドギヤがカップから落ちないで合わせることが出来ます。
ギヤハウジング側を作ります。作業はリングギヤ側と同じですが、ギヤハウジングに深さがあるのでピンを通すのが難しいです。ピンはハウジングの溝がある部分に合わせて差し込むとうまく入ると思います。
オイルシール(ガスケット)にグリスを塗っていきます。オイルシールには裏表があって、色が濃い側がリングギヤ側に来るようにして下さい。
グリスは下にティッシュなどを敷いて色が濃い側に薄く満遍なく塗って下さい。そうしたらリングギヤ側に はめ込みます。
デフハウジングのふちの部分にグリスを満遍なく塗って下さい。
ここでポイントです。固いオイルを入れる場合は、デフピニオンを入れる前にオイルを入れて下さい。柔らかいオイルを入れる場合は、デフピニオンを入れてからオイルを入れていきます。
TRF420ギヤデフには1.6gのオイルを入れるようにして下さい。
オイルを入れたらリングギヤ側を蓋にして、ギヤデフを閉じます。
キャッピングビスを穴に入れ、対角同氏を締めていきます。意外とネジをしっかり締めていなくてオイルが漏れてしまう方がいらっしゃいます。固くなるところまでしっかり閉めて下さい。
走行はじめはオイルとエアが混ざっていなくてギヤデフの効果が出ないことがあります。はじめての際には走行前に左右のタイヤを持って回すとオイルがなじみますので試して下さい。
ギヤデフの利点
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ブラシモーターくらいのスピード域でしたらボールデフが一番グリップが高くなって操縦しやすくなりますけども、ここ何年か前からバッテリーが変わったり、ブラシレスモーターが使えるようになったりしています。ブラシレスモーターはスピード域が高くなってきましたし、走行でダメージを蓄積しないので連続走行できるようになりました。そうするとボールデフですと傷みやすくなってしまって、ボールデフの本来の性能を使い切れずに走っていることが多くなっているところに出てきたのがオイル封入式のギヤデフになります。リンク
ギヤデフの利点は比較的再現性が高く、誰が作っても同じように作れることと、幅広いオイルの種類により封入するオイルの組み合わせによってはボールデフより速く走れたり、操縦しやすくなってきたのがギヤデフの利点になります。ギヤデフオイルの選び方
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ギヤデフオイルの選び方を、リヤから説明します。僕の場合、#1000、#2000、#3000を基準にしてオイルを選んでいきます。番手が大きくするほど加速力を増やせますが、コーナーリングで少しアンダーステアになります。番手を下げていくとコーナリングで旋回しやすくなるのと、グリップが上がるという特徴があります。ですから迷う方は#2000を入れて頂けると良いと思います。曲がる方が好きだという方は#1000を使って下さい。加速力重視という方は#3000を使って下さい。リンク
フロントには、#500000,#1000000がおすすめです。少し前まではスプールといって左右のタイヤで回転の差が発生しない加速力が良くなるパーツを導入される方が多かったですが、アスファルトですとアンダーステアが強くなってしまったり、カーペット路面では操作が難しくなるといった事もあったので最近タミヤグランプリ、タミヤチャレンジカップではフロントにもギヤデフを入れる方が増えてきました。リンク
しかし、リヤ同様フロントに柔らかめのオイルを使ってしまうと加速が弱くなってしまったので、フロントには固めのオイルを入れようと考えるようになり発売されたのが#500000と#1000000のオイルになります。さらに固くしたい方のためにギヤデフ用のガムというものがあったり、柔らかめのオイルで#100000というものもあり、合計4種類の中から選ぶのが基本になります。リンク
カーペット路面では#100000を入れると操縦がしやすくなっておすすめです。もっと加速させたいよという方は#500000,#1000000と番手を上げていって下さい。アスファルト路面ですと#500000から初めて頂いて、それでも加速力が足りない場合は#1000000を入れて頂くのがおすすめです。ギヤデフの作り方
ギヤデフにはオイルを封入し漏れなくするためにオイルシール(ガスケット)が入っていますが、そのオイルシールに塗るグリスには、シリコンオイル用と、鉱物オイル用がありますので注意して下さい。一般的なシリコンオイルを使う場合はVGダンパーグリスを使用します。鉱物オイルを使用する場合はVGギヤデフシールグリスを使用します。
ギヤデフに入れるオーリングも2種類あります。ノーマルの黒いオーリングと、オプションで発売されているオレンジのオーリングです。それぞれの特徴は黒いオーリングはシリコンオイルで膨張しない代わりに、少し抵抗があります。
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オレンジのオーリングは抵抗が低くてスムーズなギヤデフが作れますがシリコンオイルで膨張してしまうのが特徴になります。究極の軽いギヤデフを作りたい方は、オレンジのオーリングを使って走行毎にオーリングを入れ替えるのがおすすめです。入れ替える手間を省きたいという方は黒いオーリングを使って下さい。今回は黒いオーリングを使って説明していきます。オーリングにグリスを塗っていきますが、オーリングに塗るのではなくて、ギヤデフのケースに塗っていきます。これは、ギヤデフのオイルが漏れないように行います。
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つぎにリングギア側にカップを入れていきますが、標準ではメタルを入れてからプーリーに通していくところを今回はベアリングを入れて組んでいきます。こうすることでよりスムーズなギヤデフを作ることができます。リングギヤにベアリングとカップを入れたら、オーリングを、はめていきます。レンチなどでしっかり押してオーリングに沿って円を描くように慣らします。
説明書指定の大きなスペーサーを入れ、小さなスペーサーを入れてピンセットでカップにピンを挿入します。
ピンに合わせてサイドギヤをはめます。この時サイドギヤの裏側にオイルを数滴塗ってから、はめて下さい。これをしておくとギヤハウジング側と合わせるときにサイドギヤがカップから落ちないで合わせることが出来ます。
ギヤハウジング側を作ります。作業はリングギヤ側と同じですが、ギヤハウジングに深さがあるのでピンを通すのが難しいです。ピンはハウジングの溝がある部分に合わせて差し込むとうまく入ると思います。
オイルシール(ガスケット)にグリスを塗っていきます。オイルシールには裏表があって、色が濃い側がリングギヤ側に来るようにして下さい。
グリスは下にティッシュなどを敷いて色が濃い側に薄く満遍なく塗って下さい。そうしたらリングギヤ側に はめ込みます。
デフハウジングのふちの部分にグリスを満遍なく塗って下さい。
ここでポイントです。固いオイルを入れる場合は、デフピニオンを入れる前にオイルを入れて下さい。柔らかいオイルを入れる場合は、デフピニオンを入れてからオイルを入れていきます。
TRF420ギヤデフには1.6gのオイルを入れるようにして下さい。
オイルを入れたらリングギヤ側を蓋にして、ギヤデフを閉じます。
キャッピングビスを穴に入れ、対角同氏を締めていきます。意外とネジをしっかり締めていなくてオイルが漏れてしまう方がいらっしゃいます。固くなるところまでしっかり閉めて下さい。
走行はじめはオイルとエアが混ざっていなくてギヤデフの効果が出ないことがあります。はじめての際には走行前に左右のタイヤを持って回すとオイルがなじみますので試して下さい。
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