ラジコン初心者のタミヤ催事課 砂原さんが、自らの体験をもとに『ラジコンをはじめてからのお勧め』TT-02パーツを紹介してくれました。


この記事は…下の様な方に読んでいただきたい記事です。
①念願のラジコンは買ったけど…うまく走らないし解決策が分からない…。
②ラジコンのステップアップをしたいけど…どんなパーツを入れるとどんな変化するの?

※今回ご紹介する順番がおすすめの優先順位ではありませんのでご注意をw

OP.1218 ピニオンギヤ変更で13%スピードアップ!

最も低コストでお手軽にスピードアップさせるにはピニオンギヤの変更がおすすめです。オプションのモーターに変更する前に、キット標準のノーマルモーターでピニオンギヤだけをオプションで変更すると13%もスピードがアップします。


SP.1356とOP.1229ギヤ変更で44%スピードアップ!

さらに、スピードを求めるドライバーさんにはスパーギヤとピニオンギヤを合わせて変更することをおすすめします。SP.1356とOP.1229の組み合わせでキット標準から44%も速度がアップします。ノーマルモーターでも、こんなに早いんだ!とびっくりするはずです。このスピードまで高めてしまうと既にタミヤグランプリのどのカテゴリよりもスピードが速いはずです。

OP.1476 ベアリングセット投入で駆動効率アップ

スピードをアップしていくと回転を受けているベアリングの耐久性を上げた方が良いです。キット標準で入っているプラスティックのベアリングですと回転の摩擦熱で溶けてしまうことがあります。ですから、金属製のベアリングをおすすめします。耐久性だけでなくバッテリーのもちも大分上がるのでマシンの駆動系の抵抗が減ったのが実感できるはずです。80年代子供だった方はベアリングは高い!というイメージがあると思いますが、いまはずいぶんお手頃価格になっていますよ。

ユニバーサルシャフトで駆動効率とメンテナンス性向上

ノーマルのドライブシャフトはドッグボーン式です。このドッグボーンはとにかく抜けやすい。少しぶつけると抜けてしまう。実はこの構造には大きなメリットがあってドッグボーンが抜けることでシャーシへのダメージをなくしてるんです。半面、たくさん外れてるうちにドッグボーンを紛失したなんてことも…。少し上達してぶつかる回数が減ったら是非OP.1477とOP.792を変更して駆動効率UPさせてください。さらに走りやすくなりますよ。

OP.1733 リヤアップライトでスピンを無くす

キット標準のスピード域ではスピンしなかったのに、オプションを入れてスピードが上がったらスピンするようになってしまった…という方はリヤタイヤのパーツに原因があるかもしれません。TT-02の場合、リヤのアップライトの変更でこれを解決できることが多いです。解決するために必要なパーツはOP.1733です。これはリヤのタイヤの角度を変えるパーツなんですが角度を変えるとリヤタイヤのグリップを上げることができます。半面、トップスピードが伸びなくなります。キット標準のアップライトはトップスピード重視で作られているのでこういう現象が起きるんです。まずは、3.0度を試してみて下さい。

OP.1753 オイルダンパーでマシンを無駄な動きを抑え込む

キット標準のダンパーはフリクションダンパーです。フリクション…つまり摩擦の力を使ってマシンを安定させます。スピードが速くなってくると、このダンパーにも限界が訪れてマシンの上下の動きが大きくなって思った様なラインに乗せられなくなってきます。そこで、オイルダンパーの登場です。オイルダンパーはオイルの力を使って車の動きを安定させます。摩擦の力を調整するのは難しいですが、オイルであれば粘度で細かくダンパーの動きを制御できるので思った通りの姿勢を維持しやすくなるんです。まずは、効果を体感するためにお財布に優しいCVAダンパーをおすすめします。

OP.1799 サーボセイバーでキレのあるステアリングに

子供のころプラスティックの樹脂って、そこそこ丈夫なのでは…と思ってたのですがラジコンのパワーソースは力が強くて樹脂では剛性が足りないことが出てきます。樹脂が変形してパワーソースの力が逃げてしまいます。サーボの力もかなり強く、サーボの動きで色々な樹脂が変形します。サーボセイバーの取り付けトルクを上げることでサーボの力の逃げを無くしてキレのあるステアリングにしていきます。