ツーリングマシンのセッティングでタイヤはとても重要です。タミヤツーリングカーの歴史を踏まえてタイヤの説明をします。もともとタミヤツーリングカーの始まりはバギーで使われていたTA01シャーシがツーリングカーのシャーシとして発売されたのが始まりです。

前住選手が入社した年、1999年はTA03が発売されていて、入社した年に前住選手のモデルを製品化したTRFスペシャルTA03Fというマシンを発売しました。そのころからタイヤがツーリングカー用のタイヤが増えてきたんです。



タイヤは大きく分けると2種類あって26mm幅のタイヤと、現在の主流24mm幅のタイヤになります。26mm幅タイヤは1990年代主流のタイヤです。26mmタイヤはTT-02のキット標準タイヤなどがそれで、カスタマーで購入することができます。SP.810は、TT-02のキット標準のスリックと比べるとラジアルパターンが入っていてキット標準のスリックタイヤより少しグリップを上げられます。



OP.220 スーパースリックタイヤはキット標準から最もグリップを上げられるものになります。



OP.227 M2ラジアルは、ラジアルパターンが入っていて、タイヤが柔らかくなっています。OP224 M2スリックはその溝がないものです。



では、OP.220 スーパースリックタイヤOP224 M2スリックの柔らかさを比べてみましょう。ふたつのタイヤを並べて両側からはさむと柔らかい方が先につぶれます。これでどちらのタイヤが柔らかいか見ることができます。OP.220 スーパースリックタイヤの方がゴム的には柔らかいことが分かります。



OP224 M2スリックOP.227 M2ラジアルの特徴を説明します。比較的オールマイティなタイヤで路面温度20度前後のアスファルトで走行しやすいといえますが、特にカーペット路面では力を発揮します。お台場などを会場にして行うレースにはOP224 M2スリックOP.227 M2ラジアルが人気のタイヤになっています。



OP.227 M2ラジアルOP224 M2スリックを比較すると、OP.227 M2ラジアルの方がレスポンスが良くグリップが高いタイヤと言えます。OP224 M2スリックの方がマイルドになるのが特徴です。先入観で4輪同じタイヤで揃えようと思ってしまいがちですがM2タイヤの場合は素材が同じなので前後で組み合わせを変えてレースに参加することもできます。



一般的なのはOP.227 M2ラジアルを4輪つける形なのですが、それではピクピク反応が敏感すぎるという場合には、フロントにM2スリックを入れてあげるとステアリングはマイルドで、リアのグリップは高いという状態を作ることができます。

M2タイヤは湿気やオイルでぬるぬるしている路面でも力を発揮します。タミヤ掛川サーキットの洗っていない路面等でも力を発揮するはずです。



M2タイヤの後に発売されたのがOP293 TYPE-AOP294 TYPE-Bです。OP293 TYPE-Aは路面温度が0~20度、OP294 TYPE-Bは30~40度に対応しています。温度のイメージがつきにくい方はパッケージの色を見ると分かりやすいと思います。





青い表示は冬や路面温度が低い時のタイヤ、赤い表示は夏や路面温度が高い時のタイヤという風に表示を変えています。M2タイヤは青い表示なので路面温度が低い場合に適したタイヤということになります。熱い時は不得意です。



ここで時代が変わっていきます。これまでの主流は柔らかくて伸びるようなタイヤでした。ここで登場したのがファイバーモールドタイヤです。タイヤに布をつけてタイヤの剛性を高めて速いスピードで走ってもタイヤの変形や、ふくらみを押さえられる構造になっています。



それ以外にはSP-476 ラリーブロックタイヤ があります。芝生や砂場などで走行するのに適したタイヤです。



そして、ラリーブロックタイヤにはOP.1861 ラリーブロックタイヤ(ソフト)があります。こちらはラリーブロックタイヤより更にグリップが高いタイヤです。



時代は変わって2000年に入ると24mmタイヤが主流になります。こちらは26mmと比較するとタイヤの面圧が上がって重量も軽くなったので加速力も増してハイスピードなパワーソースにも対応するようになりました。



ミディアムナロータイヤのファイバーモールドタイヤも発売されています。OP433 タイプAOP705 タイプB3OP.1952 タイプC2が存在します。ナロータイヤ同様、温度帯が決まっていてOP433 タイプAは0~20度の路面温度に適したもの、OP705 タイプB3は30~40度の路面温度に適したものになります。



OP.1952 タイプC2カーペット路面用に開発されたタイヤで、エンジンカーが走っているサーキットのぬるぬるした路面にも使えます。



最後に、黒枠の袋に入ったタイヤはチャック袋になっていて保管に適した袋になっています。走行し終わったら空気にできるだけ触れないように、この袋に入れるようにして下さい。また、黒枠の袋以外もチャック袋で管理した方が良いので100均などで安いチャック袋を買って袋に入れて保管して下さいね。袋にはデータなどを書き込んで保管するとタイヤ管理が楽になりますよ。