前住選手は、ラジコンのパーツの中でダンパーが一番好きだそうですw今回は、前住選手が大好きなダンパーの作り方をご紹介します。ダンパーの作り方、ダンパーのメンテナンスの仕方でまったく走りが別物になります。研究する価値がありそうです。




OP.926 DF-03アルミダンパーセットは、DF-03用に作られたダイアフラム式ダンパーですがDF-03はもちろんのこと、TT-02Bにも使用できます。今回一番重要なところはオーリングを組み込むところです。ケースにオーリングを入れる順番などがダンパーごとに違いますので注意して下さい。





今回はXオーリングを使っていきます。硬度50と硬度70のXオーリングがありますが今回は硬度70のオーリングを使います。キット標準だと赤いオーリングがついてくるんですが、このオーリングは比較的固めになっています。また、硬度の柔らかいコンペディションオーリングや、透明のオーリングを使用するとサスシャフトの動きが軽くなります。




ジャンプの着地でシャーシ底面が地面についてしまってフラフラして操縦しにくい場合はオーリングが柔らかすぎる場合があります。そういった場合は硬いものを使ってわざとシャフトを摩擦させてシャーシが底付きしない様に調整します。今回はオプションで発売されている最も固い硬度70のオーリングを使ってダンパーを組んでいきます。

ケースに入れる順番は、カラーを入れて、そのあとオーリングを二つ入れていきます。そして、ふたをしてキャップを閉めていくという手順で組んでいきます。





まず、カラーには溝が入っていますが、溝のない面がオーリング側に来るように組み込んでいきます。こちらにはグリスは塗らずにすとんとケースに入れて下さい。






つぎにXリングをグリスアップしていきます。使うグリスはVGダンパーグリスです。塗るときは万能L字六角レンチを使用してXリングの側面の溝が埋まる様に塗りこんでいきます。





塗り終わったらしっかりケースの中に押し込んで入れて下さい。





そして、ふたをする前にケースとふたが接地する面にグリスを塗ります。グリスを塗る場所はオーリングがケースやふたと接触する面でシャフトが通る場所にはグリスは付けないようにしましょう。






確認したらキャップを占めます。シャフトを通す前に、オーリングにオイルを一滴たらして、ピストンを通して下さい。ピストンとオーリングにオイルをなじませるために通常入れる方向とは逆に通して下さい。そうすることでピストンの上下運動がさせやすくなるので、なじむまで数往復させて下さい。





そして、一度シャフトを引き抜き、正規の方向でシャフトをケースに収めていきます。アジャスターをつける前に2mmのスペーサーを1ケシャフトに通して、プライヤーでシャフトを掴んでアジャスターを閉めこんでいきます。プライヤーを使うのはシャフトに傷をつけないためです。





今回のダンパーは半分引きダンパーで作っていきます。では、オイルを入れていきます。オイルは60%くらい入れて、ピストンをゆっくり動かしてピストンの空気を完全に抜きます。100%入れた状態でこの作業をやってもいいのですが空気を抜く時間が余計に掛かるので60%でこの作業をするのが、おすすめです。





しばらく静かに置いておいて空気が抜けたらオイルをケースからあふれる寸前くらいまで入れます。ダイヤフラムが大きいので、その大きさを考慮して並々入れる必要はありません。





ダイヤフラムをぽんッと乗せて、シャフトを1cmくらい押し込みます。そこではじめてダイヤフラムをしっかり押し付けます。





あふれたオイルはそのままに、ふたを乗せます。そして、キャップを閉めます。キャップをしっかり閉めこんだ後にオイルをふき取ります。オイルのべたつきが気になる場合はキムワイプなどにタミヤのクリーナーをしみこませてふき取って下さい。





最後に動作の確認をします。今回、組んだダンパーがうまく組めていれば押し込んで手を離すと、伸びる方向に動きます。また、引っ張っりきって手を離すと、縮む方向に動くようになるはずです。うまく行ったでしょうか?






Q&A

Q.グリスがオイルに混じってしまうのは問題ありますか?
A.ありません。つぎに作るときにグリスを少なくするくらいで大きく気にすることではありませんよ。


Q.シリコン系と鉱物系のオイルの違いはありますか?
A.一瞬のグリップは鉱物系の方があります。シリコン系の方が使いやすいです。


Q.CVAダンパーとアルミダンパーとの違いは、どのくらいありますか?
A.CVAダンパーは樹脂なのでどうしてもアルミと比べて精度が出にくいです。なので、細かい調整を行おうおとすると再現するのになかなか苦労します。半面アルミダンパーは精度が高いのでダンパーの再現性が高くなるんです。


Q.オイルの番手を選ぶ基準は?
A.黄色(400)がスタンダード。そこを基準にしてグリップしない時には柔らかく、少ない番手にして、動きが大きすぎる時は硬くして大きい番手にして下さい。