はまらじ トロア絶対のおすすめ! はじめてのプロポ、今M12S RSが2万円台なら絶対の買い!


ラジコンに必須のプロポですが、これからラジコンを始める人はどんなプロポを購入すれば良いか本当に特に迷いますよね。また、はじめてプロポの値段を見るとホントにこんな値段でみんな買ってるの?と驚いたものです。初心者の方がプロポ購入について少しイメージが沸くようにアイディアを書きたいと思います。

1.ラジコンカーのプロポメーカー
ラジコンカーのプロポメーカーはザっと調べただけで10社以上あります。有名なところではSANWA、FUTABA、KO、JRなどなど、もちろんタミヤや、KYOSHO、ヨコモもプロポは作っています。40歳以上の方でテレビ東京『タミヤRCカーグランプリ』を見ていた方には、SANWA、FUTABAの名前は頭に刷り込まれているんじゃないでしょうか(笑)

2.プロポのシェアと有名ユーザー
ラジコンカーのプロポメーカーは、各社ありますがサーキットでよく見かけるメーカーは、SANWA、FUTABAがかなりのシェアを占めていてパッと見この2社で8割くらいいると思います。ちなみに、SANWA製プロポを使っているラジコン界の有名人といえば、INFINITYドライバー祖父江選手、タミヤの前住選手です。また、FUTABA製プロポを使ってKYOSHO秋元選手がJMRCA 1/10電動オフロードカー全日本選手権で優勝しています。

3.プロポの選び方
プロポ選択はどうしても値段に目が行きやすいですが目的に合わせて適切なプロポを選ぶのがいいと思います。ラジコンの遊び方は色々ですから高い値段を出しても性能を使い切れなければ、高い買い物をした…と損した気分になります。

4.サーキットデビューしたい?
プロポ選びの1つの基準としてサーキットデビューしたいかどうか?というのがあります。オンロード、オフロード、ドリフト、クローラーそれぞれ、サーキットを利用して遊ぶことができます。ゆくゆくはサーキットに行ってみたいという希望があるのであれば、機能の整ったプロポを選びたいですね。サーキットデビューはしたいと思わない方も、ラジコンを追求したいという気持ちがある方はいろいろな機能がある方が長く楽しめるはずです。サーキットに行きたいと思わない方や、1年以内に飽きちゃうかも…という方は機能が少なくても安いプロポを選んだ方が良い選択になるかもしれません。

5.機能が整ったプロポとは?
サーキット走行や、ラジコンを追求してく中で、車を思い通りにコントロールしたいと思うと思います。まっすぐ走らせることすら出来なかったら思い通りにコントロールしている感覚なんて得られません。まっすぐ走らせられない理由は車側にあるのですが、プロポの機能が整っていればプロポ側の設定を変更することでまっすぐ走らせることも可能です。また、左右で曲がり方が違う…なんてことも車側の調整なしで修正することもできます。機能が整ったプロポではステアリングの調整だけでなく、アクセルの調整も可能ですから自分のフィーリングに合わせた調整ができるんです。

6.モデル毎でどのくらいの差があるの?
各社数種類のモデルを出していますが、主にどんな差があるのでしょうか?最低モデルでも、まっすぐ走らせるための調整機能、前進後進を調整する機能などの機能は備えています。決定的な違いはレスポンスと緻密さです。言葉だけでは伝わりにくいですが、ハンドルを切ったときにすぐ車が反応する。また、プロポ側の細かい操作が車に伝わるかどうかに一番の差があります。初心者でも数か月サーキットに通っている方なら1段階のモデルの差を感じることができますし、上位のプロポを借りるとこんなに楽に操作できるのかと思うほどです。

7.中古プロポってどうでしょう?
中古プロポの購入は全然ありだと思います。しかし、中古プロポで気を付けなければならないことも少しあるので説明します。プロポのメンテナンスサイクルは1年に1回以上が理想です。サンデードライバーが年1回程度。それ以上プロポを使う方は半年に1回くらいが理想です。精密機器でセンサー命のプロポですからメンテナンスしないと本来の性能が維持できません。中古で譲ってくれる方の使用頻度など調べて、素性の分からないプロポは購入をお勧めしません。また、プロポメンテナンスには1万円程度掛かりますからメンテナンスしていない中古プロポなら相応の価格でなければ買うべきではありません。今の時代ノーコン(コントロール不能の暴走)理由のほとんどがプロポの誤作動です。

8.操作性以外の機能
レースなどにでるシチュエーションを考えたとき操作性以外の機能も重要になります。例えば重さ。プロポの重さが重いと例え5分間のレースであっても集中力に影響します。これが10分のレースなどになると全身筋肉痛になります(笑)これは割と多くのドライバーさんが経験していることなのでお知り合いのドライバーがいたら聞いてみてください。重さの違いは使用しているバッテリーの種類によりますLifeバッテリーは軽く、乾電池仕様は重くなります。その他、上位クラスはグリップの持ちやすさを調整できるオプションが同梱されていたり、バックパネルの色が選べたり、カラー液晶を使用していたり利便性をアップしていることが多いです。もちろん、上述の通り操作性も上位と下位では格段に違います。

9.モデルチェンジサイクルと性能差
最上位プロポのフルモデルチェンジサイクルは概ね6年程度、マイナーチェンジサイクル2年くらいです。SANWAプロポを例に出すと先代のM12は2013年に発売され、マイナーチェンジモデルM12Sは2015年、M12S RSは2017年です。現行モデルM17は2019年に発売されました。M11からM12にフルモデルチェンジしてレスポンス2倍以上の改良がされました。M12からM12Sでは30%のレスポンスアップ、M12S RSでは性能はそのままにコスパ追及されました。M17はM12S(RS)から20%のレスポンスアップ。さらに高剛性、軽量化が施されました。現行のレスポンスは1(2)世代前のM12S(RS)と比較すると20%アップ、3世代前のM12と比べると70%アップとなり、M11との比較はする意味がないほど差があります。

10.中クラスプロポはどうでしょう?
これもSANWA製プロポで説明します。同時代の中クラスプロポはM12時代ならMT-4Sになり、M12S時代ならMT-44になります。中位のプロポは上位のクラスのプロポにレスポンスが及びません。しかし、M12と比較すればMT-44の方がレスポンスが高い可能性はあります。ただし、メーカーが公開する比較情報がなくお店の常連さんの話からくらいからしか、うかがい知ることはできません。さらに、二代前のM12と先代のミドルクラスMT-44を比較してもM12の方がレスポンスが高いようです。中古でM12を購入しようとしている方がいる場合には、M12の購入費、メンテナンス費とMT-44の価格を天秤にかけて選んでみるのはいかがでしょうか?M17時代の中クラスプロポは2020年8月現在まだ発売されていません。よって現在、中位クラスのプロポMT-44は先代プロポM12Sの下のクラスという位置になりM17の下位クラスではないのです。


11.最新上位クラスでコスパを考える
サーキットデビューし長く遊ぶことを目指す方なら迷わず機能が豊富なモデルを選ぶことをお勧めします。最新上位プロポであれば、モデルチェンジサイクルと性能差を考えると6年間は同じモデルで戦えます。モデルが発売されたばかりであれば迷わず最新上位モデルで6年間使い倒すのがコスパが良さそうです。マイナーチェンジでモデルを買ってしまうと次のプロポ買い替えサイクルが短くなる可能性があります。コスパが高い買い方はフルモデルチェンジ直後と考えてよさそうです。年間単位の維持費はSANWA M17であれば定価7.7万円、メンテナンス6年間で6万円と考えると約13.7万円。これを6年間で割って年2.3万円払う感覚です。ちなみにマイナーチェンジの廉価版に期待できる値下げは多くて2万円です。中位クラスも上位クラスと比較しで2万円くらい安くなる程度です。

12.先代上位クラスでコスパを考える
近年の技術進歩によって先代上位クラスとの性能差があまりなくなってきました。M11からM12にモデルチェンジした時にはレスポンスアップ幅が倍ほどありましたが、M12SからM17にモデルチェンジした際には20%のレスポンスアップにとどまっています。これを考えるとM12S(RS)はコスパが高そうです。とはいえ、次のマイナーチェンジで性能が上がる可能性も否定できません。次のマイナーチェンジまで2年間を先代上位モデルで頑張ろうと思うのであれば、M12S(RS)の定価4.9万円、メンテナンス2年間で2万円と考えると約6.9万円。これを2年間で割って年約3.4万円払う感覚です。運よく最新上位プロポのマイナーチェンジでのレスポンスアップがさほど無く先代上位モデルの寿命が2年延びた場合は、コスパは年約2.2万円払う感覚になり、最新上位クラスを6年間使うよりも少し安くなります。

13.中クラスのコスパを考える
上述したように、どの時代の中クラスプロポか見極める必要があります。先代上位プロポの下位モデルの場合、レスポンスはほどほどということで諦めるしかありません。しかし、最新上位プロポの下位モデルが出れば、先代上位プロポを勝る可能性があります。最新上位プロポの下位モデルが発売された直後に始める場合には、こちらはおススメです。価格は現状わかりませんがM12SとMT-44を比較するとMT-44が2万円ほど安く発売されています。M17の下位クラスも同等と考えれば6万円程度となり先代上位モデルM12S(RS)5.4万円よりも、価格が高くなってしまいます。そう考えると、先代上位モデルを購入した方がコスパが高そうな気がします。

14.まとめ
2021年12月現在の状況を考えますと、サーキット走行や長くラジコンを追求したい方であれば最新上位モデルもしくは先代上位モデルがおススメです。最新上位モデルであれば最新の機能を使える楽しみがありますし、先代上位モデルであればサーキットの先輩方がいろいろな経験を教えてくれるかもしれません。中クラスを購入するのであれば最新上位モデルの下位モデルが発売され、その価格を見てから購入するのが良いと思います。先代上位モデルよりも高いようでしたら、あまりコスパが良いとは言えないかもしれません。中古で最新もしくは先代上位モデルを購入する方は、価格、使用頻度、メンテナンスサイクルなどを調べて納得がいけばありだと思います。最後にサーキットでうまく走らせている方はどんなプロポを使用してもうまく走らせる傾向があります。必ずしも高いプロポなら早く走らせられるとは限りませんが、うまいドライバーが最新上位モデルを好んで使用していることも事実です。とはいえ、趣味が楽しく始められることが一番大事です。今回の記事がみなさんの楽しいラジコンライフにつながるとうれしいです。


SANWA 最上位モデル
M12RSからフルモデルチェンジ
2019年に登場


SANWA 先代上位モデル
M12Sからマイナーチェンジ
2017年登場


SANWA 先々代上位モデル
M12からマイナーチェンジ
2015年登場


SANWA M12S(RS)時代中位モデル
2016年登場


FUTABA 最新上位モデル
フルモデルチェンジ
2021年登場


FUTABA
7PXマイナーモデルチェンジ
2019年登場


FUTABA 先代上位モデル
4PLSからフルモデルチェンジ
2017年登場


FUTABA 7PX時代中位モデル
2018年 登場